「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」は、再生可能エネルギーで発電した電気を、電力会社が一定価格で買い取ることを国が約束する制度です。電力会社が買い取る費用を電気をご利用の皆様から賦課金という形で集め、今はまだコストの高い再生可能エネルギーの導入を支えていきます。この制度により、発電設備の高い建設コストも回収の見通しが立ちやすくなり、より普及が進みます。
調達価格や調達期間は、調達価格等算定委員会の意見を尊重し、経済産業大臣が決定します。
風力 | 20kw以上 | 20kw未満 | 洋上風力 |
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調達価格 | 22円+税 | 55円+税 | 36円+税 |
調達期間 | 20年間 | 20年間 | 20年間 |
(2016年10月時点)
国が定める要件を満たす設備※を設置して、新たに発電を始められる方が対象です。小形風力発電の場合、発電した電気は全量が買取対象になります。
※JIS 基準(JISC1400-2)又はJIS 基準に準じた認証(JSWTA(日本小形風力発電協会)が策定した規格の認証又はJSTWA認証相当の海外の認証機関の認証)を得ていること。
小形風車のFITの対象となるには、JIS 基準又はJIS 基準に準じた認証を得る必要があります。一般財団法人日本海事協会は、これら基準の要求事項への適合性を評価する型式認証を行っています。
協会会員で、一般財団法人日本海事協会から認定された機種は以下をご覧ください。
小形風車の場合、太陽光発電のJET認証のようなパワーコンディショナの認証制度はありません。従いまして、各電力会社と個別に系統連系協議を行っていただく必要があります。
なお、系統連系協議を行う際は、以下「小形風車の系統連系に関する暫定対応方法」をご参考ください。